コガネムシ④

疑惑…

前回の蛹の正体は、ナガチャコガネではなく、クロコガネだったんじゃないだろうか。蛹時代に土中ではなく地表で過ごし、私に触られたり、光に曝されたりした結果、しっかりと色素が沈着しなかったんじゃないだろうか。
と、本物のナガチャコガネを見て思う。本物はやっぱりきちんと小さいです。

本物のナガチャコガネ。1cmあるか無いかくらい。図鑑にも体長10~15mmと書いてある。2021.7.2
小っちゃくてかわいい。庭の田んぼで稲を食べていた。天然物。 2021.7.2
サイズ比較用につまようじを並べてパシャリ。あまりすばしこく動き回らなくて助かる。スジコガネを撮ろうとした時は逃げ回り飛び回りで実に大変だった。 2021.7.2
前回羽化したナガチャコガネ(?)。やはりずいぶん大きい。上のヤツの2倍くらい、2cmくらいある。2021.6.20
こちらはクロコガネ。大きさは2cmくらいで、上の写真の彼女と同じサイズ感。2021.6.28
クロコガネ。 2021.6.28
ナガチャコガネ(?)。やはりゴエティみたいな口も背中のスジや点刻もクロコガネにとても似ているような気がする。 しかしクロコガネとナガチャコガネの差異について詳しく書いてある資料が見つからず、「この昆虫は色の薄いクロコガネです」と断言するには至らず。2021.6.20

 

2匹目のコガネムシの羽化

ここからは前回の蛹さんと一時同居生活をしていた2匹目の幼虫について。今回羽化したので、6月20日から7月23日までの様子を写真で振り返る。

1匹目のコガネムシの性成熟が終わった頃、2匹目は食欲マックスの時期。しっかり大きく丸くなっていた。2020.6.20
手が透明になり、動かせない様子。お尻の方も一部透き通り、萎んだ。蛹化が近いのだろう、あまり動かない。 2021.6.28
ほとんど動かない。明日はきっと蛹化するぞ。2021.7.2 23:22
朝、期待しつつ虫かごをのぞき込むと、やはり。蛹化直後のところを見られた。2021.7.3 6:48
蛹化したてはかなり白い。この後だんだん茶色くなっていく。2021.7.3 6:49
脱ぎ捨てた幼虫の皮。 2021.7.3
約3時間後の様子。薄茶色になりました。2021.7.3 10:04
その後すっかり蛹らしくなった。2021.7.5
前回の蛹との比較。左が前回で右が今回(2021.7.5)。今回のヤツは全体的に足が短く見える。顔つきも後脚の棘の形も若干違う。種類が違うのか、同じ種で性別が違うのか。
サイズ感を出すために掌に乗せてパシャ。前回の蛹さんと同サイズ。2021.7.12
8日後。一気に色が濃くなった。 2021.7.20
ますます色黒になって…。2021.7.21 21:39
あ。朝と昼のチェック時には上の写真と同様の姿だったが、夕方買い物から帰ってきて覗き込んだら既に羽化していた。迂闊、パート2。 2021.7.22 18:00
シワがあった下翅がピンとなった。腹はまだジャバラ状に折り畳まれておらず、長い。2021.7.21 19:00
下翅が上翅の中に納まり、腹も縮んできた。全体的に色が付いてきた。2021.7.22 22:23
日付け変わって2021.7.23 0:15 あまり大きい変化は無し。さて私も寝ようか。

今度のヤツもナガチャコガネの色をしている。うーん、やっぱり自然環境と違うからクロコガネが茶色くなっているのだろうか。それとも飼育下が自然環境より条件が良くて、ナガチャコガネが巨大化しているのだろうか。
良く分からんので仕方ない、とりあえず寝ることにする。

(2021.7.23)


コガネムシ①

コガネムシ②

コガネムシ③

コガネムシ④

コガネムシ⑤

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!