2021年6月19日の朝、いつものように田んぼを覗いてみたら、アメンボの赤ちゃんが沢山泳いでいた。ウチの小さななんちゃってニセ田んぼでちゃんとアメンボが繁殖するとは。私にとってはニセ田んぼだが、アメンボにとっては本物の人生の大舞台だ。田んぼを作った本人としては何だか感慨深いものがある。
ということはもしかすると、この宇宙を作った存在も、他の宇宙を見て、良いなと思って、試しにこの世界を作ってみただけだったりして。
アメンボとカメムシ
アメンボは見た目通りカメムシの仲間だ。でもカメムシの仲間だからと言って臭いにおいを出すわけではなく、そのかわり甘いにおいを出す、らしい。
らしい、と書いたのは私がアメンボの甘いにおいを嗅いだことが無いから。念のためさっき田んぼに行って5匹捕まえて全身くまなく嗅いでみた。だがやっぱり泥のにおい以外、何も感じられなかった。鼻の利く娘に嗅いでもらえば何か分かるかもしれないけれど、刺されたりしたら可哀想なので、取りあえずやめておこう。
5月8日から今までを写真で振り返る







今のところカエルは上の写真のオス1匹しかいない。しきりに鳴いているけれど、相手がいないことには気づかないのだろうか。それとも、それは承知の上で鳴いていて、どこか遠くに住んでいるメスがその声を聞きつけてそのうちやって来るのかな。
ちなみにアマガエルは補食されなければ冬に土中で冬眠しながら5~7年生きるそうだ(アメンボの寿命は1~4ヶ月程度)。今年モノにならなくても、数年後にはウチのなんちゃって田んぼでカエルのカップルが誕生するかもしれない。田んぼにおたまじゃくしがいたら、それもなかなか楽しそうだぞ。


追記(2021.6.20)


終わりに
アメンボは、交尾後すぐに卵を産み、孵化までに約1週間かかるという。アメンボの交尾を最初に見たのが6月11日だったので、今日19日に見たアメンボの幼虫は孵化後すぐの生まれたてだろう。
この後脱皮を5回して40日くらいで大人になる。田んぼの水を抜くまでの間であと2~3回世代交代を見られる気がするので、次は卵や孵化の様子なども写真に撮れると良い。
…ところで気になっているのだが、「アメンボ」と「田んぼ」、あとは「裸んぼ」とか「美味しんぼ」とかの「んぼ」は一体全体どれも同じものなのだろうか(笑)?
(2021.6.19)
(2021.6.20)