ここのところ職場の昇職試験の準備で忙しく、前回の投稿からすっかり時間が経ってしまった。とりあえず一旦隙間ができたので久しぶりにブログを書くことにした。
さて、突然だが庭に小さな田んぼが欲しい。いや、突然ではなく十年以上ずっと欲しい。多分盆栽と同じ考え方なのだと思う。自然の偉大さ、力強さをスモールサイズにして自分のもとに置く。しかし大きさは小さくなっても勢いや生命力は変わらない。すると結果的に、それを観察する自分は植物の縮小率と同率で逆に大きくなる。つまり、自分が神に近づけたような感覚になるのだ。…なんて書いてみたけれど、ミニ田んぼの場合は稲自体が小さくなるわけではなく田んぼの規模が小さくなるというだけだし、実際にどう感じるかはやってみないと良く分かりません。
とにかく、最近だと大和ハウスのCMで松坂桃李くんが自給自足を頑張って玄米を掌に乗せて「これだけ…?」とつぶやいているのをよく見るが、私も掌にモミを乗せて何事かつぶやきたいぞ。
そんな話を職場に新しく転属された先輩に話したところ、その人は兼業農家をやっているそうで、今年の稲をもらえることになった。願望というのは人に話してみるものだ。

田んぼを作るために試しに適当なところを掘ってみてビックリ。大きいものから極小サイズまで、石ころが無数に埋まっている。

今うちが建っている場所は昔は田んぼだったらしい。宅地として整備した時に地盤の強度を上げるため、かつ水はけを良くするために石を敷いたのだろう。地表から10cm程度のところに砂利+セメントの層があり、地表から40cm程度のところには大きめの石の層がある。いやはや、これを掘っくり返すのは大分骨が折れそうだ。
ということでこのまま書き進めると田んぼの話になってしまうが、今回はタイトルをコガネムシとしているのでここで方向転換する。この先にコガネムシの幼虫とか蛹とか出てくるので、得意でない人はここまでにしておいてください(笑)。
ここから、コガネムシについて
田んぼを作るために庭のいたるところに穴を掘ってみたわけだが、結果として沢山の幼虫が出てきた。きっとコガネムシの幼虫だと思う。なぜコガネムシだろうと思ったかというと、去年庭でクロコガネ、ナガチャコガネ、マメコガネあたりを見かけたから。

せっかくなので、羽化するまで飼育してみよう。ということで適当にケースに入れてみた。

頑張ってムニムニ動いて下まで行って、部屋を作ってゆっくり過ごしている。見ていてなかなか面白い。あれ、でも餌は?庭では土と雑草の根っこを食べていたハズだが、土だけで大丈夫なのだろうか。と思ってネットを見てみると、「昆虫マットで飼えば間違いない」と出てきた。「コガネムシは昆虫マットだと餓死する」というのも出てきたけれど、そちらは少数派だったので無視する。



この後幼虫は土を掘って下まで潜り、部屋を作って蛹になった。良かった、クワガタ虫マットは食料になったようだ。
続きは「コガネムシ②」に書きます。

(2021.5.22)