節分とか、恵方巻きとか

今年2021年の節分は2月2日。生まれてこのかた2月3日だったような気がして調べてみたら、2月2日になるのは明治30年(1897年)以来124年ぶりのことらしい。今年から2057年までは3年おきに2月2日が節分になり、さらに2057年の後はもっと頻発するとのこと。ちなみに生まれてこのかた~と書いたが、1980年と1984年は2月4日だったみたい。
それにしてもあっという間に答えが出るインターネットの便利さには恐れ入る。ウィンドウズ95が出た時に十分驚いたものだが、年々簡単に便利に身近になっていく。このまま行けばいつか攻殻機動隊の世界が本当に訪れるかもしれないなぁ、なんてボンヤリ思う。

さて、ここ数年の2月3日前後の写真で節分やら恵方巻きやらについて思い返してみたら面白そうだと思い、パソコンの過去写真フォルダの画像を眺めながらこのページを書いていく。

2020年

2月3日は仕事が休みだったので、午前中は娘と一緒に近所の散歩と公園遊びをした。妻は息子の出産の1か月前ということでアパートで安静にしていた。

当時住んでいたアパートの近所の公園は娘の大のお気に入りで、さんざん遊んで楽しんだものだ。でも2歳の頃の記憶は私にはないし、何もしないでいれば娘も公園ではしゃいだあの日々を忘れていくのだろうな。…息子(娘にとっては弟)との思い出も、実体験としては忘れてしまうのだろうな。

今年(2021年)は記録的に雪が多く寒さも厳しいが、2020年は暖冬だった。
近所の公園で遊ぶ娘。2歳。あ!と驚いて指さす先にいたのは…。2020.2.3
高松の池の方角から北西に向かって空高く飛ぶ白鳥の集団だ。「じゃあねー!また遊ぼうねー!」と叫ぶ娘。高松の池で沢山見ていたとはいえ、かすかな鳴き声と飛ぶ姿だけであの水辺を泳いでいた鳥と同じ生き物だと理解できるとは。父はすっかり驚き、感心してしまいました。栴檀は双葉より芳し。2020.2.3
その前段、高松の池でハクチョウたちを真剣に見つめる娘。2020.1.24
娘が見つめていたハクチョウとかカモとか。2020.1.24
冬の高松の池にいる鳥たちについてはこちら

公園で遊んだ後、妻と合流して3人で川徳に行き、恵方巻きを3本買って(東家のものを1本、京樽のものを2本)皆で車内で食べた。2020年が良い年であるように願いつつ。

それにしてもここ10年くらいのところではないだろうか、恵方巻きを食べる習慣が盛岡人に定着したのは。少なくとも20年前は私のまわりでは誰も騒いでいなかったぞ。
と思ってネットを見たら「1998年にセブンイレブンが恵方巻きを全国展開して広まった」と出てきた。盛岡にセブンイレブンが初出店したのは2008年8月1日なのだが、そこからじわじわと一般化していったのか?それともセブンイレブンに触発されて恵方巻きを押し出した、既に盛岡にあった別のスーパーの影響なのかな。

東家謹製恵方巻き。
京樽の恵方巻、節分巻。
こちらも京樽製。幸運巻。
東家謹製恵方巻にカブりつく娘。2020.2.3。パッケージには「今年の恵方は西南西のやや西」と書いてある。なかなかややこしいぞ。
夜の豆まきで、初めて触る落花生を不思議そうに見つめる娘。2020.2.3。もう少し大きくなったら殻の先っちょだけ割ってアゴにぶら下げて遊ぼう。何個ぶら下げられるか、競争しよう。

2019年

この年は1月31日から2月5日まで仕事だった。娘もまだ小さかったので、妻にセブンイレブンで恵方巻を買ってきてもらい、職場に持って行って一人で食べて終了した。

2019.2.1。娘はこの頃離乳食の後期だった。ちなみに2021年1月現在も娘は生魚を控えており、寿司と言えば蒸しエビか玉子か納豆巻きだ。色々食べられるようになったら何が一番のお気に入りになるのだろうか?入学、卒業、就職等節目のタイミングで家族で回らない寿司屋に行ったりしたい。
同じく2019.2.1。娘は1歳。この蜂のクッションを背負っているということは、まだまだ歩く練習の最中だったのだな。しかし子どもの成長は早い。油断しているとあっという間に結婚式前夜、なんてことになりかねないぞ。

2018年

この年は妻は娘の出産とその後の回復のため年初来入院していて、2月3日は急遽退院(娘は後日)になり、久々にシャバの空気を吸った日だった。妻は入院中ずっと福田パンが食べたかったそうで、二人で福田パン本店に行ってパンを買いアパートで食べた。これから始まる3人での新生活に胸を弾ませたのが、つい昨日のことのようだ。

念願の福田パンを頬張り大いに喜ぶ妻。病院はしっかり温度管理されていたので、外界の寒さは大分こたえたようだ。2018.2.3。
退院直前の娘の様子。予定日より1か月ほど早く生まれてきて大分心配したものだ。2018.2.5。2300g弱で生まれたのが信じられないくらい、今では元気いっぱいだ。息子も一緒に元気だったらなお嬉しかったけど、娘が元気でいることが父は大変嬉しい。

2017年以前

娘が生まれる以前の節分は書いていてあまり面白くないので割愛し、2016年の写真を一枚だけ載せておく。

2016年はセブンイレブンの恵方巻きとスシローの押し寿司で節分を祝った。この頃は一関のアパートで妻と二人暮らしだったが、思い返すとなかなか楽しい日々だった。超ボロアパートで冬に壁からキノコが生えてきたときには本当に驚いたけど(笑)。

(2021.1.10)

追記 : 2021年

ここから今年2021年の節分について書く。
2021年は1月31日(日)が節分に一番近い休日だった。その日は妻が予約してくれた恵方巻を近所のセブンイレブンで買い、高松の池に行って車内で食べた。その後池の周りをのんびり散策して遊ぶ予定だったが、思いのほか寒くて一周できずに途中で逃げ帰ってきた。

セブンイレブンの海老たっぷりサラダ恵方巻、税込¥388。毎年食べているがいつも美味しい。さすがブームの火付け役。まあ、どこのコンビニのを食べても美味しいのだけど(笑)。2021.1.31。
高松の池の駐車場に車を停めて昼食タイム。娘は一緒に買ったポテトに終始夢中だったが、恵方巻もしっかり食べた。2021.1.31。
食後に高松の池を散歩。白鳥に手を振る娘に感激。2021.1.31。
小さいうちは、ふわふわの雪を見るとどうにも飛び込みたくなるんだよな(そしてものすごく楽しい)。あの感覚をいつの時点でどこに置き忘れてしまったのだろう、大人になるというのは実に寂しいものだ。でも子どもが楽しんでいるのを見ると無性に胸が躍るが、これは大人(というか親)の特権。2021.1.31。
子どもの成長を嬉しく頼もしく感じつつ、ずっと子どものままでいてくれたらずっと庇護できるのになぁ、とか思ったりもする。もちろん私がどう思おうと、子どもは少しずつ着実に成長していく。2021.1.31。

2月2日の節分当日は何故かピンポイント(11ヵ月ぶり)で泊まり勤務となって自宅に帰れなかったので、明け番だった3日に家族で豆まきを楽しんだ。

豆を準備して鬼の来訪を待つ娘。2021.2.3。
ジャーン、鬼が登場!でも服も髪型も声もお父さんなので娘も最初から「お父さん鬼!」と呼んでいる(笑)。これで何か楽しめるのだろうか、とちょっと不安。
と思ったけど、豆が当たるとびっくりして無様に後ずさるお父さん鬼の動きは娘の心をつかんだようだ。夢中で豆を投げて楽しそう。良かった。
「それー!!」「鬼は外ー!!」とやるその表情、勢いや良し。昔青年会の行事で節分の日に子どものいる家々を鬼の姿で回った時、ある子どもが「鬼さん、良い鬼さんなんでしょ。お友達になろうよ。」などとぬかして握手を求めてきおったが、そやつと違って貴様は実にいさぎよい。
そういえば昔ラオウも子どもに向かってこう言っていた。「戦わねば、その震えは止まらぬ!」
その後お母さん鬼も登場!
「うー!!」
「お母さんに戻れー!!」
なるほど、お母さん鬼は出ていかなくて良いのか(笑)。
鬼が無事お母さんに戻って豆まきは終了。
あれ以来、時々可愛い小鬼が現れるようになりました。2021.2.8、2021.2.10。

日本古来の伝統である節分については、いずれ娘と一緒に勉強したい。後付けの恵方巻は食べるだけで結構だけれど。

豆まきのご利益で、この一年ぜひ家族全員無病息災でありますように。

(2021.2.11)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

error: Content is protected !!